大好きな国吉から農業を元気に!

中川 雅貴さん農事組合法人勤務

出身/群馬県
移住年/2011年
家族構成/一人暮らし

きっかけは「緑のふるさと協力隊

里山に美しい田園風景が広がる高岡市国吉。風に揺れる黄金色の稲穂を見ながら刈り取りの準備に忙しい中川雅貴さんは、農事組合法人国吉活性化センターの職員として、広大なエリアで水稲や麦、大豆を栽培する大規模営農に携わっている。
「国吉の大地の恵みに感謝です。苗から大切に育ててきた稲を大型コンバインで刈っていくときが一番達成感、充実感があります。自分が育てた米のおいしさは格別ですよ」。
明治大学農学部卒業後、「緑のふるさと協力隊」の隊員として、2011年に初めて国吉にやってきたときは稲作のノウハウがまったくなかった。大学では実践ではなく、農業政策などを中心に学んだからだ。国吉りんごの栽培や稲作、野菜づくりの手伝いなどで1年の任期はあっという間に過ぎていった。「もっと農業を学びたい」と、センターで働くことに。育苗から田起こし、田植え、水の管理、稲刈りまで、農業指導員から丁寧に教えてもらいながら経験を重ねてきた。3年目くらいから稲作の流れに身体が馴染んできた。

研究機関などに就職するよりも太陽の下で汗を流す方が
性に合っていたと語る中川さん。

人を受け入れ、育ててくれる包容力

縁のない高岡に残ることを決断したのは、高齢化などで担い手が不足している農業の力になりたいと考えたからだ。請負耕作で逆に経営面で伸びる可能性があるとも思っている。また国吉の人たちの温かさ、受け入れてくれる優しさに触れたことも大きい。
「高岡に来た当初、家に帰ると、玄関前に新鮮な野菜がある。近所の人からでした。料理の仕方がわからないというと、次の日から手料理を持ってきてくれたんです」。そんなエピソードがいくつも胸に深く刻まれている。
青年農業者協議会や地元青年団の活動などに積極的に参加し、人の輪を広げている中川さん。「この土地で農業に汗を流し、結婚して家庭をつくっていけたらと思います」と未来を見つめている。

大型機械の操作も実作業をしながら習得した。