鋳物に関わり
何かを残せる充実した人生を
青山 真子さん鋳物メーカー勤務
出身/大阪府
移住年/2017年
家族構成/一人暮らし
人生の再スタート
大阪で鋳物の原型づくりに携わっていた青山真子さんは2017年8月に高岡に移住してきた。アクセサリースタンドの原形製作で取り引きがあった高岡の鋳物メーカー高田製作所が求人募集していたからだ。
大阪からの移住の決断。「自分が生きていくために何ができて、残せるかと考えたとき、好きなものづくりにすがりついたというのが正直なところ。高岡に居場所を見つけることができました」と、青山さんは話す。
入社後、現場での製品サンプルづくりなどを経て、現在、開発営業部開発営業課に所属。住宅のネームプレートや駐車場のカーストッパーなど新商品のPR活動や販売促進、展示会の企画、カタログ製作などを担当している。東京や長野、福島などでの展示会に備え、展示商品のピックアップや会場の設営、イベント企画などで忙しい毎日だ。
富山の自然がインスピレーションを高める
「大阪の空と違って、高岡の空はなんて大きくてきれいなんだろうと、通勤途中に感動しています」。移り住んでまだ日は浅いが、自然環境の良さを十分感じている。お気に入りの海や山の風景が、長かった都会暮らしの疲れを癒してくれるという。休日には、松田枝浜のサーフィンスクールに入り、サーフィンを楽しんでいる。「自宅から車で15分ほどで海へ、1時間もあれば山にも行ける。スキー準指導員の資格をもっているので、スキー場に近い高岡は絶好の場所」と青山さん。
自然を眺めていると、創作意欲やインスピレーションが湧くという。仕事面では鋳物の原型づくりを商品開発に活かしたい。作業から商品プロデュースまでオールマイティにこなせるようになりたい。高田製作所が持っているノウハウを生かし、どういった商品が作れるか。お客さまの元に届けられるか。「腰を落ち着けてものづくりを学びたいですね。できれば定年まで。そのときに移住の選択は間違っていなかったと言えるよう、高岡で納得できる生き方をしたいと思います」。