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∞ 移住コンシェルジュの「たかおかコラム」① ∞

「まちあるきイベント」って、実際どうなの?

移住コンシェルジュとして高岡市の地域おこし協力隊となり3か月。
これまでに、数多くの「まちあるきイベント」に参加して参りました。

正直、「まちあるきイベント」というのは各地でよく見かけはするものの、いまいちその実態、面白さや参加する価値について、最初の頃はあまり理解出来ずにおりました。

きっとそういった方も多いのではないかと思い、今回、実際に私が参加した「たかおかの重伝建山町筋まちあるき」について、写真と共に振り返って参りたいと思います。

スタートは旧商家をリノベーションした複合商業施設「山町ヴァレー」から
まちあるきのリーダーが、過去の周辺写真を見せながら昔と今との繋がりを伝えています

「たかおかの重伝建山町筋まちあるきイベント」の魅力

今回ご紹介させていただく「まちあるきイベント」は、東京の大学の地域研究班によるものです。

高岡の重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)である山町筋を見て回りながら、特殊な建築様式や歴史について、主催メンバーと地元のゲスト解説者が案内してくれました。

いくつも参加した「まちあるきイベント」の中でも特に楽しかったこのイベントですが、この楽しさについてはいくつかのポイントがあります。

土蔵造りの古民家を訪問、ウェルカムな地元の方の心意気が嬉しい
古民家のご自宅を惜しみなく全て案内・説明してくださる家主さん

参加者の興味を引き出す「仕掛け」と「雑談力」と「歓迎ムード」

この「まちあるきイベント」で特筆すべき点が個人的に3つありました。

「仕掛け」


主催班が多種多様な団体や個人で構成されており、みなさんが、それぞれに実に周到な準備をされていました。まちの解説はさることながら、そのための写真などの補足資料が豊富に準備されていたり、列の先頭と最後尾に詳しく説明できる人を配置して、参加者全員がイベントの輪からこぼれないようにしていたりなど、相当練られた「まちあるきイベント」でした。

「雑談力」


解説ポイントに着くと説明が始まりますが、それ以外の時間が多い中で、歩きながらの雑談の時間がとても重要になってきます。主催班は大学院生など若い方で構成されていましたが、参加者のみなさんの何気ない質問や、まちに関係のない話まで、すべて楽しみながら受け答えしてくださり、主催班の人たちが軸になって、参加する人全員が輪になっていく感覚がありました。

「歓迎ムード」


終始感じていた参加者への凄まじい「歓迎ムード」。この「歓迎ムード」は何だったのかと考えましたところ、主催班自体がこのまちのことが大好きで、誰よりもまちあるきを楽しんでいたことがポイントだと感じました。

まちあるきでは高岡大仏の周辺の歴史までを紹介
日が暮れかけて解散も間近の頃、バラバラだった参加者はいつしか仲間になっていた

第2弾「高岡の暮らしを感じる!まちなかツアー」のテーマを募集します!

私がこのイベントで学んだことは、知らない誰かがこのまちに興味を持ってくれる、ちょっとでも好きになってくれることが嬉しい、という気持ちがなければ、こういったイベントは成立しないということ。

そしていま、高岡市の移住コンシェルジュとして、高岡のまちなかでの暮らしを体験するツアー「高岡の暮らしを感じる!まちなかツアー」の第2弾を企画するにあたって、より魅力的な「まちあるきイベント」を開催していけるように準備しているところでございます。

せっかく歩くなら、みなさんの知りたい、聞きたい、見たい、といったご希望を盛り込んだツアーにしたいと考えており、みなさんが「まち歩き」を通して知りたいテーマを募集しますので、ぜひご意見をおよせください!

◎募集内容
 「こんなことを知りたい!」
 「こんな場所に行ってみたい!」
 「●●な人と出会いたい!」

◎回答フォーム
 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeVOJqNQwlY-7LLHYlf8FvweuI02aGy0Qacy-Yu-JoJJ4gKjw/viewform?usp=dialog

〜参考〜
◯開催時期(予定)
 2025年9月20日(土)〜23日(火)のいずれか1日
 (「市場街~TAKAOKA CRAFT ICIHBAMACHI~」の開催期間)
◯時間
 約2時間
◯移動手段
 徒歩
◯参加費
 無料