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∞ 移住コンシェルジュの「たかおかコラム」⑧ ∞タイから高岡市に移住して半年。ここまでのリアルをお話しします

こんにちは!高岡市移住コンシェルジュの和田です!
今年の3月に地域おこし協力隊として活動を始めてから、あっという間に半年が経ちました。

「移住して半年って、どんな感じなのか」
「実際、住まいや仕事はどうなのか」

今回は、そのあたりを少し赤裸々に、私のたかおかでの暮らしをお伝えしたいと思います。

住まい編:内覧なしで即決

まずは「住まい」のことから。

実は高岡に来るとき、内覧をせずに家を決めました。引っ越し当日に初めて部屋を見るという、なかなかに大胆な始まりでした。

住んでいるのは北陸新幹線が停まり、近くに巨大なイオンモールがある新高岡駅近くの、高岡市の中心市街地に近いエリアに建つ集合住宅。間取りは3DKで、家賃は5万円弱。東京はもちろん、直前まで暮らしていたタイのバンコクと比べても割安で、条件の良い物件に出会えたと思います。
ここでの暮らしは、東京に近いサッパリしたご近所付き合いで、自治会費や回覧板もなし。広い部屋に無料駐車場までついて(車は持っていませんが…)、一人暮らしには十分すぎる環境です。鉄筋コンクリート造りで遮音性が抜群なところもお気に入りポイントです。

ここに引っ越してきた日、管理人さんに、
「お隣さんにお菓子を持って挨拶した方がいいですか」
と聞いたところ、
「そんなことする人、今時いませんよ(笑)」
と爆笑されたときは凄い驚きました。この瞬間から私は、地方にいるという感覚を失っている気がします。

同じ高岡市でも、海や山の方の集落などでは、ご近所さんが急な雨の際に洗濯物を取りこんでくれたり、畑で取れたお野菜を分けてくれたり、そして自治会費や回覧板も存在したりします。
南端から北端まで車でおよそ40分というこの市内で、ここまでエリアによってご近所との距離感が違うのもこのまちの面白さですね。
各地域に繋がりができた今では、ちょっとそういう集落の方に引っ越して住んでみたいという思いも実は芽生え始めていたりします。なにせそういうところがまた、本当に人が温かかったりするんですよね。
ただ中心市街地近辺のエリアに住んでいて得なのは、交通インフラが整っていて、車が無くても生活できてしまうところです。
とはいえ、車があれば富山の見どころ津々浦々を満喫できることに最近気付き始め、カーシェアではなく、もっと気軽にまちを飛び出せるように、中古車の購入についても検討を始めている今日この頃です。

我が家の一部(部屋&DK)。ベランダも広く、これ以外に2部屋あって5万弱という破格の家賃

引っ越した日の高岡古城公園の様子。数年に一度レベルの大雪の翌日で、このような積雪状態

しごと編:市役所で働いてみて

次に「しごと」のことです。

移住において一番大切なのはやはり「しごと」。縁もゆかりもなかった高岡に来た私にとって、しごとは生活の基盤であると同時に、人とのつながりを生む場でもありました。

現在、地域おこし協力隊として「移住コンシェルジュ」を担当している私ですが、元々ホテル・サービスアパート業界で20年、お客様に寄り添ってきた経験から、この役割は本当にやりがいがあると感じ、生きがいにもなっています。

ただ、職場は市役所。民間企業しか経験のなかった私には全くの別世界で、最初の1〜2か月は「失敗できない」という思いにとらわれ、自分がやりたいことを見失いかけました。
落ち着かず、どこか浮足立った感覚が続く日々。移住に抱いていた期待や理想に自分自身が振り回されていたのだと思います。
あるとき「今、自分はどこで、誰と、何をしているのか」にしっかり目を向けたことで、ようやく地域とのつながりを実感できるようになりました。背伸びをせず、自分らしく暮らすこと。それが半年でようやく形になってきたように思います。
少しづつですが、自分の考えを大切にしながら、市役所の一員としても自然に働けるようになってきた今、新しい土地では「慣れる」ことが最も大切だと実感しています。

高岡のまちあるきイベントの様子。少しでも目立とうと、家にあったタイ民族衣装を着て参加

大阪での移住フェアの様子。いつも一緒の高岡市の職員さんと、相談者の方が撮ってくれた一枚

プライベート編:半年でできたつながり

「プライベート」でも出会いに恵まれました。

市役所で一緒に仕事をしている担当者とは、立山登山や映画に出かけるほどの関係に。移住者交流会で知り合った方や県の移住担当スタッフの皆さんとも一緒に登山を楽しむなど、短期間ながら人とのつながりが広がりました。

地域の祭に参加してその熱気を肌で感じたり、地元のスーパーで氷見漁港直送の立派で新鮮で格安なブリのさくを薄切りにして、炊きたてのごはんにのせて食べてお腹一杯になったり、カーシェアでふらっと車を借りてドライブし南砺の大自然を満喫したり、一人でも充実したプライベートの選択肢が果てしなく広がるたかおか暮らしは、正直言って最高です。
普段の生活の中で特に不便を感じることはなく、空気や食べ物が新鮮でいつも美味しい、雄大な自然が当たり前に広がるこの暮らし。毎日本当に恵まれているなぁと感じます。

立山登山の様子。移住者という立場になり、いろんなイベントに誘ってもらえるのは凄く役得

こうした高岡の名物かき氷を味わえるのも、移住してできたネットワークの産物です

移住コンシェルジュという立場で、この半年という期間の中での移住暮らしから気付かされたことは、どんなに情報を集めても、結局のところ、実際に来て体験してみないと分からないことが多い、ということです。

そこで私は「高岡市無料アテンドツアー」を行っています。まちを一緒に歩きながら、高岡での暮らしをイメージしていただける機会になればと思っておりますので、興味のある方はぜひ気軽にご連絡ください!

【催行日時】
9時~16時 (お1人様から開催)
※土日祝もやってます!移住コンシェルジュ和田が高岡市にいない日以外はいつでも開催されます!

【応募方法】
アテンド希望日の15日前までに下記メールアドレスまで、お問い合わせください!

📩 お問い合わせ先
高岡市チェンジ推進課 移住・定住促進係
☎ 0766-20-1101
✉ change@city.takaoka.lg.jp

移住コンシェルジュ直通メール
✉ chiikiokoshi03@city.takaoka.lg.jp

今後のイベント情報や高岡の暮らしに関するコラムも投稿を予定しておりますので、ぜひチェックしていただけたら嬉しいです!