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∞ 移住コンシェルジュの「たかおかコラム」⑩ ∞富山県移住者交流会@高岡市に参加して

こんにちは!高岡市移住コンシェルジュの和田です。
先日、県主催の「富山県移住者交流会@高岡市」 に参加してきました。

伝統工芸の体験と、実際に移住を考える人や既に暮らしている人との交流が一度にできるという、とてもユニークな会。
この記事では、そのときの様子や気づきをお伝えします。

工房見学と着色体験から始まった一日

会場となったのは、高岡市長江にある モメンタムファクトリー・Orii。
銅器や真鍮(しんちゅう)の着色技術で知られる工房で、まずは見学からスタートしました。

その後のワークショップでは、自分でコースターに着色を体験。
銅板の上に糠(こうじ)を塗り、ガスバーナーで加熱していくとまだらな模様が浮かび上がります。
銅板が冷えたら、銅のさびである、緑青(ろくしょう)を発生させる薬品を塗布します。
そこに気化させた薬品を銅板に当てたら、キレイな青色が浮かび上がりました。

参加者同士、仕上がりを見せ合って「おおー!」と歓声が上がるなど、自然に会話が生まれていたのもよかったです。

緑青(ろくしょう)を発生させる薬品の塗布。様々な工程が折り重なり素敵なブルーの模様に仕上がります

軽食を囲んで、移住のリアルを語り合う

体験の後は、軽食をいただきながら交流タイム。

軽食には、今年高岡の坂下町にある小さな商店街「サカサカ」にオープンし、大好評の「たまご日和」さんのたまごサンドイッチが用意されました。そしてドリンクには、高岡名物「くによしりんごジュース」。
くによしりんごジュースは、水を一滴も加えずにそのままジュースにした、天然の甘みたっぷりのりんごジュース。普通のりんごジュースより味わいが深い絶品ジュースなので、たまごサンドとの相性は抜群!
美味しい食事に会話も弾みました。

この時間もまた、今回のイベントの大きな魅力だったと思います。

・高岡へ移住を検討している方が気になる「雪との付き合い方」
・交流会の何気ない会話の中で遭遇する「同じ趣味の人との出会い」
・1日にして一気に知り合いが増えて生まれる「高岡暮らしへの安心と期待」

話題は尽きず、会場全体が和やかでオープンな雰囲気に包まれていました。
「移住=新しい土地で一から暮らすこと」には不安もありますが、すでに体験している人の声を直接聞けるのは大きな安心材料になります。また、移住し始めた方にとっても、暮らしをより充実させるためのきっかけが広がっています。

移住者交流会で出会い、仲良くなって次の日には一緒に立山登山という奇跡

高岡というまちの懐の深さ

今回の交流会を通じて改めて感じたのは、高岡の暮らしの懐の深さ です。

自然と歴史がすぐそばにある環境。
ものづくりが日常に根づき、工房のように「伝統を守りつつ新しいことに挑戦する」姿勢を持つ人がいるまち。
そして、地元の方も移住者も一緒になって未来を語れる空気感。

観光やパンフレットだけでは伝わらない「リアルな暮らしの質感」を、今回のイベントで肌で感じることができました。

私自身も、参加者の皆さんと同じように「暮らしの選択」を考える一人です。
今回の交流会で印象的だったのは、移住の決断は一気に“ジャンプ”するものではなく、「小さな体験の積み重ね」から生まれる ということ。

工房で様々な工程を重ねて作品をつくったように、暮らしもまた、自分で経験を重ねていく作業なのだと感じました。

もし高岡に関心のある方がいらっしゃいましたら、こうしたイベントを“最初の一歩”として参加してみるのがおすすめです。
地域や人との関わりを実際に体験することで、移住が“遠い話”から“具体的な未来”へと変わっていくはずです。

「富山県移住者交流会@高岡市」を企画してくださった皆さん、そしてご一緒した参加者の皆さん、改めまして本当にありがとうございました。
この場でのつながりが、また新しい暮らしや活動へと広がっていくことを願っています。

また、私主催の移住者交流会も10月25日(土)にamida coffeeさんで開催予定です。

ぜひまた、たくさんの方々と楽しい時間が過ごせることを願っています!